マイクロニードル 技術

「マイクロニードルってどういう技術?」
「マイクロニードルが何に使われているか知りたい!」

 

このような疑問をお持ちではありませんか?

 

当ページでは、マイクロニードルをスキンケアに使用している私がマイクロニードルとはどんな技術か分かりやすく解説します。

 

また、マイクロニードルが使用される分野、使い方、マイクロニードル製品は市販されているのか、といった点も確認できるので、ぜひ参考にしてください。

 

マイクロニードルに関する正しい知識を身につけるために、当記事がお役に立つことを願っております。

 

マイクロニードルってどんな技術?メリットは?

マイクロニードルとは、本来は1mm未満の長さや太さの極小の針のことです。
ただ、現在ではこの針の先端に薬剤や美容成分などを含ませ、針を肌に刺して成分を浸透させる技術を「マイクロニードル」と呼んでいます。

 

まずはマイクロニードルがどんな技術でどんなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。

 

針を使った薬物伝送システム(DDS)

マイクロニードルは針を使った薬物伝送システムで、もともとは医療用ワクチンに応用されていました。
注射のような痛みがなく、必要な部位に薬品を届けられるため、高価あるいは微量な薬物やワクチンの投与に使われています。

 

また、針から薬剤を浸透させるだけでなく、針そのものが溶けて成分を浸透させるタイプもあり、「溶解性マイクロニードルパッチ」と呼ばれています。

 

このように、マイクロニードルは従来のように皮膚に薬剤を塗って浸透させる方法とは違う「次世代の薬物投与法」として注目される技術なのです。

 

角質層まで成分を届けられる

マイクロニードルを使うと、薬品や美容成分を角質層にしっかり浸透させられる点がメリットです。
皮膚には、表側から順に表皮、真皮、皮下組織という層があるのですが、分子の大きい薬品や美容成分を肌に塗っても、表皮で弾かれて浸透しません。

 

その点、マイクロニードルなら針が肌の内部に刺さるため、表皮に弾かれることなく成分を浸透させられるのです。
肌に塗るより浸透スピードが速く、効率的である点もメリットだと言えるでしょう。

 

痛みが少ない点も大きなメリット

マイクロニードルは1mm未満の極小の針なので、肌への貼り付け時に注射のような強い痛みがありません。

 

先ほどご説明した真皮には痛点があるため、針が届くと痛みを感じます。
注射針は真皮に深く刺さるので痛みを感じますが、マイクロニードルは表皮までしか届きません。

 

そのため、痛みを感じることなく肌に有効成分を取り入れられるのです。

 

マイクロニードルが使用されている分野とは

ここまでの説明で、マイクロニードルがどんな技術で、どんなメリットがあるのかお分かりいただけたかと思います。
次は、マイクロニードルが具体的にどのように使われているのが見ていきましょう。

 

医療用ワクチン

先にご説明したように、マイクロニードルは医療用ワクチンとして使用されています。
従来は注射器や点滴などでワクチンを体内に入れていましたが、注射針や関連器具の廃棄コストが問題でした。

 

しかし、マイクロニードルは肌に張り付けるだけでワクチンを摂取できるので、専用器具や注射針を使う必要がなく、廃棄物のコスト削減に繋がります。

 

また、小さなお子さまや血管の細い年配者への予防接種などに利用すれば、痛みや恐怖を感じたり、血管が見つからず針が刺せないというリスクを減らすことができます。

 

さらに、糖尿病患者さんのようにほぼ毎日インスリン注射が必要な場合、マイクロニードルを利用すれば、身体的な負担を最小限に留め治療を継続できる点もメリットでしょう。

 

その他、パンデミック(感染症や伝染病の流行)発生時などの緊急時でも、ワクチンの大規模摂取が可能です。

 

医療機器

マイクロニードルは、医療機器へも応用されています。
特にAGA(男性型脱毛症)治療の分野では、針の溶けない非溶解性マイクロニードルを使用した治療が一般的です。

 

例えば、クリニックではマイクロニードルで頭皮に極小の穴をたくさん開けた後、成長因子剤を塗ることで成分を浸透させます。

 

これまでのAGA治療ではレーザー機器の使用が一般的でしたが、照射ムラや熱によるトラブルから脱毛症状が起こるリスクが指摘されていました。
そのため、現在はムラなく成長因子剤を塗布できるマイクロニードルの応用が進んでいます。

 

なお、AGAの治療に際しては麻酔クリームを使用するクリニックもあるので、針による痛みはほとんど感じないようです。

 

美容機器

マイクロニードルは美容分野にも応用されており、
「マイクロニードルフラクショナル」や「マイクロニードルローラ(ダーマローラー)」として使われます。

 

マイクロニードルフラクショナルは肌に細かな傷をつけ、傷から高周波を浸透させて肌を若返らせる施術方法です。
マイクロニードルローラーも、同じく肌に微細な傷をつけ、傷から美容成分を浸透させることで肌に弾力やハリを与える方法です。

 

これらは、主に美容皮膚科やエステで使用されており、マイクロニードルは美容の専門家から注目を集めています。

 

美容分野でのマイクロニードル技術について、こちらで詳しく説明しています。
>>マイクロニードルの種類

 

スキンケア用品

マイクロニードルは美容皮膚科やエステでの施術以外にも、自宅で行うスキンケアのアイテムにも応用されています。

 

具体的には、「マイクロニードルパッチ」という針のついたシートが一般的です。
マイクロニードルパッチの針は、ヒアルロン酸やコラーゲンといった美容成分からできており、肌に刺すと針自体が解けて成分が浸透します。

 

マイクロニードルパッチについて詳しくは以下をご覧ください。
>>自宅で簡単マイクロニードルケア!マイクロニードルパッチとは?

 

マイクロニードル製品は市販されてる?

結論から言うと、マイクロニードル製品はすでに市販されています。
先にご紹介したマイクロニードルローラー、マイクロニードルパッチは、WEB通販で簡単に購入できます。

 

ただし、当然ですが医療用のマイクロニードル製品は市販されていません。
自宅で使用できるマイクロニードルはスキンケア用のアイテムに限定されます。

 

マイクロニードルパッチのおすすめ商品を知りたい方はこちらへ。
>>おすすめのマイクロニードルパッチ3選

 

まとめ

マイクロニードルは非常に小さな針を使った技術で、医療分野や美容分野で使われています。
成分を角質層まで届けられるうえに浸透のスピードが速く、使い方が簡単で痛みが少ないというメリットがあるため、今後はさらに普及していくでしょう。

 

医療用マイクロニードル製品は一般向けに販売されていませんが、スキンケア用製品はすでに市販されていて、個人での購入が可能です。
この記事を参考に正しい知識を身につけ、マイクロニードルの活用を検討してみてください。